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「面倒くさがり」ほど集中力が上がる!? 「脳が冴える15の習慣」の感想 | 本レビュー

 「なんか頭がぼーっとする。」「上手く頭が働かない。」

そんなあなたは一度読んでみてもいいのではないでしょうか。

今回ご紹介したいのはこの本。

 

脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書

脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書

 

 以下私が参考になった箇所を抜粋します。

 

生活リズムの狂いが脳の機能を低下させる

 

”朝はちゃんと起きて夜更かしせずに寝る”ことは健康だけでなく、脳にも良いそう。

意外とこれを実践するのは難しいのですが、できないのは意志の問題ではないそうです。そもそも脳は「怠け者であり、楽をしたがるようにできている」からなんだとか。

 

「楽をする」とは、自分の感情に任せて行動すること。そうすると脳の判断力が衰え感情がコントロールできなくなります。また、リズムが狂った生活を続けると脳の活動機能は安定しなくなり、ボケの原因にもなるそうです。

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脳を安定させ活性化するには前頭葉の体力アップがキモ

 

決まった時間に朝起きる、睡眠をちゃんととる以外に、前頭葉を鍛えることが重要だそうです。

 

前頭葉の力量で人の「判断・行動」が決まる


脳のうち前頭葉はおでこあたりにあります。ここの主な機能は「選択」「判断」「系列化」。つまり判断や行動には前頭葉が大きくかかわるので、ここを鍛えることが脳のパワーUPになるのです。


前頭葉を鍛えるには


・時間に制限をかけることで脳の基本回数を鍛えられる

 

問題解決の際、集中力を高めて素早く判断・対応する力量を「脳の基本回転数」というそうなのですが、前頭葉はこの力量を上げることにより鍛えられます。

 

鍛える方法は「時間に制限を設けること」

時間が豊富にあると仕事もダラダラやりがちですよね。そうではなく”1時間以内にやる”など制限時間を設けることで集中力・頭の回転力が上がります。

ちなみにこの制限は2時間が限界とされているので、仕事のペースに合わせて休憩などを入れるのがいいみたいです。

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・小さな選択・判断を効率化させるルールを作る

 

忙しい人こそ必要なルールです。忙しいと書類の整理ができずデスクに積み上げてしまったりしますよね。

 

しかし、そこでいる・いらないものの選択、ファイル化する判断ができてると、いざ仕事で大きな判断が必要な時も素早く対応できる力になるそうです。

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スマホ依存症の人は特に。目を動かす

 

現代の人はPCやスマホにより、1点に集中する時間が多くなっています。この時間が長くなると視覚的注意が鈍くなり、急に呼ばれても反応できない、さらに物忘れといった脳機能の低下にもつながるそうです。

 

この時の対策として、目を上下左右に動かすだけではなく、思いっきり遠くを見た後に思いっきり近くを見るなど、ダイナミックに目を動かすことがいいみたいです。

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・頭の中の情報を出力する

 

見たこと・聞いたことをすぐ忘れてしまう人や、自分の言葉でうまく話せないという人におすすめです。

 

これは頭には入っているのに、記憶として使えていないということ。報告書やブログを書くことにより記憶を出力することで鍛えることができます。ただし、人にわかってもらえる文章を意識することが大事です。また音読により情報を出力することもいいトレーニングになります。

 

最後に

 

ちょっとした整理やささいな行動に「面倒くさい」と感じた時こそ、前頭葉を鍛えるチャンスなのかもしれません。また、前頭が鍛えられると面倒くさいことへの「耐性」ができるそうです。


日々自分を小さく律していくことこそが、脳への活力UPへの近道なのかもしれませんね。