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読書が身に付かない!という人に「 読んだら忘れない読書術」の感想|本レビュー


私は本が好きなのですが、買って満足して読まない本というのが何冊かあります。その消費がお金の無駄に感じ読書術を学びたいと思い読んだ本です。


読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術


この本の著者 樺沢さんは月20〜30冊の読書を30年以上続けているそう。すごいですね。私なんか月2冊が精一杯です。 また1回読んだだけでは頭に入らないから、2回読もうとするのですが、進まず飽きる。時間とお金の消費感しかない(笑)。


と、私の話に脱線してしまいましたが、この樺沢さんも最初から本が好きではなかったようです。そんな樺沢さんの読書術から、本が苦手な人でもすぐ実践できそうなことをかいつまんでご紹介します。

読書の効果とは

ネットですぐに情報を探せる時代。読書は不要?

この本でネットの情報は「デパ地下の試食」といっています。たくさんの試食をつまんで食べるのは楽しいが、満腹感はない。このようにネットの情報は「断片的」であり本質的ではない。本のように物事の全体像を順を追って説明するからこそ「知識」として自分に身につくのです。


本を買うことで他人の経験と時間を買える

本には多くの人の成功体験と失敗体験が書かれています。だから、成功の近道を最短で見つけ出すことができるのです。自分でゼロから試行錯誤しなくてもいいので、費やす時間も大幅に短縮できるのです。


ほかにも、読書により心配事を解決することでストレス緩和につながる、本の情報をアウトプットすることで文章力が上がるなどを読書の効果にあげられていました。


読んだら忘れない読書術

キーワード①「アウトプット」

脳は「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」を保存します。また、脳は1週間に3回アウトプットすると保存されるそうなので、以下うち3つを1週間以内にやればいいそうです。

・本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く
・本の内容を人に話す、勧める
・本の感想や気づき、名言をSNSでシェアする
Facebookやメルマガに評価、レビューを書く

また「心が動いた出来事」が起きたとき、記憶力をアップする脳内物質が大量に分泌されるそうです。特に「面白そう!」と好奇心が湧いた本はすぐに読むと記憶に残しやすくなります。



キーワード② 「スキマ時間」

ポイントは3つです。

・「今日はこの本を1冊読む」など目標を立てると、記憶強化物質が分泌され記憶に残しやすくなる
・制限時間を決めると集中力が上がる
・人が一番集中できるのは15分

サラリーマンの1日の平均通勤時間は1時間程度といわれているので、この通勤時間を使うのがかなり有効だそうです。「乗り換えまでの15分で、1章読み終えよう」と制限時間と目標を立てて読んだ方が、記憶力も高まります。

最後に


最終的には「速読」ではなく、「深読」が重要ということでした。速読により多くの本が読めたとしても、頭に残らなければそれこそ時間とお金の無駄ですよね。読むのが遅くても最初は知識になるよう「深読」し、慣れてきたら「速読」を学ぶ。読書が得意でないのに速読を身につけようとするのは本末転倒だ、ということです。


私は読書はもちろん、アウトプットも苦手なのでこれを機に少しづつこの読書術を実践していきたいと思います。